ウィリアム・コールドレイク教授は、現在東京大学大学院情報学環特任教授兼東京大学工学系研究科建築学専攻客員研究員。
オーストラリア宣教師を両親に、 日本で生まれ、 ハーバード大学から博士号を取得。2007年までメルボルン大学の日本学初代主任教授に就任。また、2005年度にはエドウィン・ ライシャワー 日本学客員教授としてハーバード大学に招聘された。2011年から2014年まで、東京大学大学院文化資源学研究専攻特任教授に就任。 「The Way of the Carpenter: Tools and Japanese Architecture」(Weatherhill、1990年)は、京都伝統建築技術協会会員としての経験に基づいた最初の本で
ある。
「Architecture and Authority in Japan」(Routledge、1996年)は、1989年のオックスフォード大学での一連の講義に基づいて編纂した。 また60年前に行方不明となっていた、 1910年日英博覧会に出品された台徳院(徳川秀忠)霊廟の大型建築模型を、1996年に発見した。2013年から英国ロイヤル・コレクション・トラスト代表として、模型の修復プロジェクトをコーディネート、2015年4月に、徳川家菩提寺である増上寺で日本で初の展示を実現した。