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  • [2017年12月] 全学公開・大学院生向け「英語によるアブストラクトの書き方—国際的研究者として みとめられるために必要不可欠な手段」 How to Write an English Abstract: The Essential Step for Becoming an International Scholar

[2017年12月] 全学公開・大学院生向け「英語によるアブストラクトの書き方—国際的研究者として みとめられるために必要不可欠な手段」 How to Write an English Abstract: The Essential Step for Becoming an International Scholar

集中講座、4990190B  Intensive Course/Workshop
単位数 Credits: 1
他学部聴講 Open to other faculties 

 

東京大学大学院情報学環•学祭情報学府
GRADUATE SCHOOL OF INTERDISCIPLINARY INFORMATION STUDIES
THE UNIVERSITY OF TOKYO

 

「英語によるアブストラクトの書き方—国際的研究者として
みとめられるために必要不可欠な手段」
How to Write an English Abstract:
The Essential Step for Becoming an International Scholar

by William H. Coaldrake
ウィリアム・コールドレイク 特任教授
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http://abstractjp.com

日時: 2017年 12月4日−8日(A2) 14:55~18:35(毎日4−5時限)
教室:  情報学環本館6階実験室(12月4日~12月7日) / 情報学環本館本館2階教室(12月8日)

なぜ「アブストラクト」が必要か?
今日「アブストラクト」とは様々な場面でよく使われている。大学院で博士号取得の際は必須であるが、学業成績の最後に論文アブストラクトを記載する事は海外では今や当たり前の事である。また、フルブライトの申請の際は希望する研究内容のタイトルとアブストラクトを添付する事が義務付けられている。

このようにアブストラクトは博士号の取得からノーベル賞の審査まで幅広く用いられ、学者としてのキャリアを積むには、その全ての段階で必ず使われているものである。つまり「アブストラクト」とは国際的研究者として認められるために、なくてはならない手段であると言えよう。

ここ数年、ハーバード大学などでは「アブストラクト」というのは、論文や記事の内容は要約(summary)ではなく、研究の意義(significance)や学術発見、研究方法等が中心となり「アブストラクト」自体も短くなってきている傾向にある(100−250 words 程度)。

「アブストラクト」とは大学院生や研究者にとって自分のPRのチャンスであり、さらに自分の研究の特異性をはっきりさせる機会でもある。その上、 英語で書かれた「アブストラクト」をHPなどに載せれば、世界中の学者がGoogle, Yahoo等を利用することで、自分の研究の成果をグローバルなacademic communityにすぐアクセスさせる事が可能になる。

<コース概要>
今回のコースでは、ワークショップのかたちで100−250ワードのアブストラクトの簡単な書き方を提案する。ワークショップの基本方針は自分の研究成果の核を絞り込み、更に磨き込んでコンパクトな「アブストラクト」にまとめる事である。

ここでは特に高度な英語力は必要とされないが「アブストラクト」の雛形に沿った英語での簡潔な表現を学ぶ。

「アブストラクト」は自分の完成した、あるいはほぼ完成した論文(ゼミのレポート、修士、博士論文)に基づいて考察する。

最終的にこのコースでは学術誌や学術会議、奨学金や就職申込書等、研究成果を国際的にアピールするために有効な、英語による「アブストラクト」の書き方を学ぶ。出来上がった「アブストラクト」はコースの為に特別に設けたウェブサイトに掲載して自分たちの研究成果の国際的デビューをする。

キーワード
アブストラクト 、研究方法、要旨

Keywords
abstract, research methodology, summary

<受講条件>
1. コースは基本的に日本語で行う。
2. このコースは基本的に学生による「討論」が主体となる。
3. 専門の分野は問わないが、全ての人々がその分野の専門用語や概念等を理解出来るような準備が必要である。
4. クラスは20人名を定員とし、博士コース取得者を優先とするが、その他の者でも興味があれば歓迎する。
5. アブストラクト構築に当たり、その内容に関しては各自指導教授による研究内容の正当性等の確認を前提とする。アブストラクトに書かれる研究内容自体に関しての責任は各自に帰するものとする。
6. コース修了後は全員、完成した「アブストラクト」をこの為に設けたウェブサイトにて公開するものとする(賛同しない者はコース取得不可とする)。(未完成の論文に関しては「中間報告」との註を付記する)またこの「アブストラクト」は同時に他のウェブサイトに掲載する事も可能である。

事前に自分が完成した、あるいは完成途中のゼミのレポートや修士、博士論文について、自分なりに日本語で「アブストラクト」を書き、それに出来れば英語による「アブストラクト」を付けた試案を準備する事。

詳しい情報は、以下のホームページを参考してください。
http://abstractjp.com

日程
日時:14:55~18:35(毎日4−5時限)

12月4日(月)
アブストラクトの概念、英語アブストラクトの雛形の紹介
12月5日(火)
アブストラクトの雛形1〜2
12月6日(水)
アブストラクトの雛形3〜4
12月7日(木)
アブストラクトの雛形5〜6
12月8日(金)
アブストラクトの雛形7〜8。

参考資料
Fulbright
Fulbright U. S. Student Program, ‘Tips for Study/Research in Academic Fields’. Biographical data: ‘Provide an informative project title and abstract’.
http://us.fulbrightonline.org/applicants/application-tips/academic

Harvard University
The Graduate School of Arts and Sciences. ‘Academic Job Market, Tools’.
Perfecting Your Curriculum Vitae
The Dissertation Abstract: Discussing the Dissertation’s Contribution to the Field
http://www.gsas.harvard.edu/current_students/academic_positions.php

AHEGS (Australian Higher Education Graduation Statement)
Monash University
Monash University, ‘Australian Higher Education Graduation Statement (AHEGS)’
http://www.monash.edu.au/graduations/documents/ahegs.html

University of Adelaide
Adelaide Graduate Centre. AHEGS Abstract Examples
http://www.adelaide.edu.au/graduatecentre/current-students/ahegs/ahegs-abstract-examples/

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